2011年3月30日水曜日

かいもりの変貌 その2

さてさて、両親がきてからのかいもりの変貌レポート、第二段です。

父が来て最初につくってくれたのは、裏庭の畑を囲う柵です。



なぜこれが必要だったかというと、にわとりたちを放し飼いにするためです。
以前はこんな感じに囲った一部で暮らしていたんだけど、もっと広い範囲で暮らしてもらおうと思ったのです。
でも完全に放し飼いにすると畑にあるケールとかを食べてしまうので、今度は鶏ではなく畑を囲うことにしました。

結果は・・・鶏はかなりハッピーなようでしたが、一時、卵が見つけられなくなって困りました。
だって裏庭全体を探さなきゃいけないんですもんね!
だけどしばらくたってちゃんと卵はみつかりましたよ。実際、卵を産む量が増えた気がします。環境がよくなったからでしょうか。

そして、家から裏庭へ行く通路には、門もとりつけられました。


ただこれだと鶏が飛んで外へ出てしまっていたので、今はもうちょっと高く改造されています。
それなりに飛べるんですよね、にわとりって。
一般的には片方の羽を切るそうです。バランスを失って飛べなくなるのだとか・・・。


そしてそして、前回お伝えした廃屋の前面は、こんな風に変わりましたよ!


前の写真と見比べていただくとわかりやすいと思いますが、ヒューからもらった木を横にわたしてあるのと、真ん中にあった緑の腐った柱がなくなりました。
そして、この写真ではみづらいですが、雨どいが新しくなっています。

雨どいと取り付ける作業中の父とChay↓



≪おまけ≫
ツイッターを読んでくださっていたみなさんはご存知かと思いますが、
鶏のスポちゃんが一時いなくなり、2日後Chayが二軒となりの家の鶏の中にまぎれているのを見つけて連れ戻してきた、という事件がありました。
そして、今回私が日本から帰ると、再びスポちゃんはいなくなっていました。
今度はもうしばらく帰ってきていません。
なので、最後に撮ったスポちゃんの写真を載せます。




昨日スケちゃんも出かけていって、近所の人に抱えられて戻ってきました。
裏庭全体をきちんと囲っておかないとだめみたいですね。

2011年3月26日土曜日

移りゆく今


こんにちは。
すごく久々の更新になってしまいました。
たびたび訪れてくださっていたみなさん、ご心配くださったみなさん、ありがとうございました。

日本をたつ飛行機の中で、いつもは全く手にとることのない新聞を読みました。
一刻も目を離すことのできない、福島の原発のことが気になったから。
その新聞で、あるスポーツ選手の方が、「今海外にいることがつらい」と言っていました。
今海外に住んでいらっしゃるみなさんも、きっと同じ思いをされているんじゃないかなと思います。私も日本を離れたくはありませんでした。
でも、今回たまたま地震の起きたときに日本に居られたこと、家族や友人のそばに居られたことは、すごくありがたいことだと思っています。

そしてNZへ戻ってきてすぐに、パソコンが壊れてしまいました。
ほそぼそやっているウェブの仕事も、日本とのつながりも、パソコンに頼っているため非常に困りました。実際パソコンは、私にとっては生命線のような役割なのだということを実感しました。

そうして手に負えないことで埋め尽くされてくると、気持ちがふさがって何も手につかなくなります。そんな風に沈んでいるときは、たいてい「今」にしばりつけられているのだと感じます。まるで今この状況がずっと続くかのように思えて息苦しくなる。
だけど、そこから少し浮き上がってみると、だんだんと思い出し始める。
「今」というのがすべての物事の絶妙なバランスで成り立っているにすぎないということ。
そしてそれは、何かひとつが少しでも動くことによってまた次の形へと姿を変える。
そして、すべての物事は水の流れのように絶えず移り変わっているものだということ。
そうすると、今度は今この瞬間にも過ぎ去っていく「今」に焦点を当てているよりも、次にやってくる「今」を変えていくほうに力を注ごうという気持ちになる。
今日明日では変えられないことも多いけど、長い時の中でみれば何もかもが変わっている最中なんだと思うと、救われることもある。
時間はかかるけど、少しずつ。

さっきの新聞には、すごく印象的な三節の短い詩も載っていました。
細かい表現は忘れてしまいましたが、
一節目では、原発への反省について、
二節目では、偉大な自然の力に対する畏敬の念、
そして三節目には私たちがこれから天地と折り合い生きる方法をみつけるだろう、
ということが書いてありました。
これから進むべき方向は、自然、地球にもっと寄り添うことで、そしてすべてとのつながりに意識を向けることで、もっと明確にみえてくるはず。
壮大なようだけど、じつはものすごく根本的なレベルでの変化が求められているような気がします。

次回から、また「かいもり便り」を復活したいと思います。
「かいもりの変貌 その2」も、お楽しみに!

かいもりに帰ったら、ジャイアントマリーゴールドが咲いていました。

2011年3月2日水曜日

かいもりの変貌 その1

先ほど、両親が無事日本に着いたとの連絡がありました。
彼らがかいもりに居てくれたのはたったの2週間弱ですが、それだけとは思えないたくさんの変化をもたらしてくれました!来てくれて本当にどうもありがとう!!
たくさんありすぎて一度には紹介しきれないので、2回に分けて紹介していきたいと思います!

まずは、かいもりの入り口のところで作業をするお父さん。


もともとあったコンクリート塀の上に、古びたポストが乗っかっています。
この写真の左側の方はアガパンサスという植物が生い茂って立派な塀になっているのですが、このポストとの間はぽっかりと空いて、雑草だらけになっていたのです。
そこに・・・


オシャレな木の塀ができました!(※縦に伸びている柱はまだ未完成で、これから切る予定です)

ちなみにこの木材は、近くに住む牧場主(先日ご紹介したファーム見学をした牧場)の友人、ヒューが超格安で譲ってくれたもの。彼の土地に生えていた木から切り出したものです。
みんなで力を合わせて木材を運んでいるところ↓


ヒューはすごく背が高くて巨人のように大きいのに、とってもやさしいく柔和な笑顔で、いつも両手を前で重ね合わせてにこにこと人の話を聞いている姿が印象的な人。

そして今回のファーム見学では、犬を自在に操ってみごとに羊の群れを追い込んでいく、羊飼いの一面も披露してくれました!
「モリー(犬の名前)右!」「モリー左!」というヒューの指示で、犬がどんどん羊を集めているところ↓



そして、さきほどの塀の右側にはこんもりと茂った木のアーチの入り口があるのですが、普段まったく手をつけず雑草だらけになっていた所が、こんなにきれいに・・・!


雑草を刈る前の写真が無いのが残念ですが、すごくすっきりときれいになりました!
刈る前はこんな感じで↓道の左右が高い雑草で覆われていたのです。


お母さんがすごい勢いで草を刈っていくと、その手元に駆け寄って行って邪魔をする2羽。

それから、廃屋の前面にも変化が・・・!


これは変わる前の写真ですが、さてさてどんな変化があったのかは、次回をお楽しみに!


《おまけ》
両親と一緒にパーマストンノースに住む友人(前にもブログで紹介したブレント&ジュリー)宅を訪ねに行った日、週末のマーケットではこんなものが売っていました!


このお菓子屋さんは、いろんな人が家で焼いてきたお菓子を売って、その売り上げがクライストチャーチで起きた地震のために使われる、赤十字の活動なんですって!
私たちが買い物をしている最中も、またひとりおばさんがお菓子を持ってきて、売り場に並べていました。なんて素敵なシステムなんだろう!

食べるのがもったいないくらいかわいいカップケーキでしたが、食後のデザートにみんなでおいしくいただきました!




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