2011年4月30日土曜日

りんごの保存

気持ちの良い秋晴れが、ここ2日ほど続いています。

トマトの次はりんごが時期を迎えています。
かいもりの裏庭には、もともと植わっていた果物の木が4本あります。
最初、木や葉をみただけでは何の果物かわからなかったので、なにが実るかわくわくでした。
一番の巨木はクリスマスごろに実をつける、黄色い小さめのプラム。でもあまりに高すぎてほとんどが野鳥のごはんに。
あとの3本は全部りんごの木でした。
そのうちの2本は、今年は大豊作。
初年度は様子を見ようと剪定も摘果もしなかったので、小粒なのですがたわわに実っています。かいもりの3・4月はりんご食べ放題月間になるもよう。

もぎたてを食べられるのがうれしくて、そのままにしておきたいのですが、だんだんと寒くなり、雨や風が多くなってくると、せっかくのりんごが落果してしまうかも、、、と思い、少しずつ煮て保存することにしました。


保存びんは、町のセカンドハンドショップでゲットしてきました。


大きいのは$4、小さいのは$2でした。
ニュージーランドには、セカンドハンドショップ(中古品の店)がかなり充実しています。
マートンのような小さな町でさえ、私の知る限りで4つもあります。
それぞれ少しずつ特徴があって、アンティークを扱う店や、椅子やソファの張りなおし作業場件お店にしている所や、世界のいろんな雑貨を扱っている店など。
安くいろいろなものを手に入れられるので、すごく助かっています。
ときどき、これは売れるレベルではないよな、と思うようなものもありますが、捨てる神あれば拾う神ありで、どこかのだれかにとっては、ちょうど必要としていたぴったりのものだったりするかもしれませんもんね。
ここでは物を最後まで大切に使うことが、あたりまえのように染み渡っているみたいです。
ときどき、セーターのひじにツギを当てたおじいさんなんかを見かけると、ほほえましく思ってしまいます。

それでは、りんごの保存のしかたを、写真付きでご紹介します!

りんごは洗って、痛んだところや皮の変色したところをできるだけ除いてざく切りにします。


今回は、ボール一杯のりんご(圧力鍋に半分強)を使いました。
塩をほんのひとつまみ、水を少々ふりかけてふたをして火にかけます。
塩は、りんごの甘みを引き出すために少し入れます。
圧がかかったら弱火にして15分~20分くらい炊きます。

火を止めて自然に圧が抜けるまで放置。
圧が抜けたところはこんな感じ。


長期保存しないときはこのまま容器にいれて冷蔵庫で保存し、朝のミューズリーにかけて食べています。

トマトのときと同じように、ビンもとなりで煮沸消毒しておきます。

今回は大きめのびんを使ったので、ふたはスーパーで保存用のものを買いました。


こんな感じで2つに分かれていて、左の緑色の方が閉めるのに使うスクリューで、右の金色のが実際のふたになるものです。内側にはコーティングがされていて、密閉できるようになっています。
熱湯につけてから、びんの口に置き、上から緑いろのスクリューをかぶせてぎゅっとしめます。
スクリューの方は冷めてからはずして何度も使えます。金色のふたは使い捨てのようですが、再利用している人もいました。


今回は大きいびんひとつ。中くらいのびん一つに納まりました。

≪おまけ1≫

≪おまけ2≫
イースターでChayも2週間のお休み中なので、近くの山に行ってきました。


北島の中央にあるルアヒニ山脈のひとつ、ランギワヒアという場所です。
NZにはそんなに高い山が無いので、山登りといっても山歩きという感じが多い印象でしたが、今回は結構急な登りで、しっかり山登りという感じでした。でも2~3時間で山小屋につく程よい距離です。
NZでは初の山小屋泊をして、次の日は小雨の中を滑りつつ降りてきました。


↓クリックでポイントが加算されるランキングに参加しています
にほんブログ村 料理ブログ ベジタリアン料理へにほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
今日も訪問していただき、ありがとうございました!

2011年4月22日金曜日

ほうれん草の種を蒔きました

穏やかなお天気に、ついお昼寝をしてしまいそうな昼下がりです。

今日はすごく久々に朝からしっかり畑仕事をしました。
もちろんスケちゃんを駆り出してお手伝いしてもらいました。
(参照→「最近かわいくなってきた、その理由・・・」


私が最近よくやる、超めんどくさがりの人のための畑作りを紹介します。

1.次に畑にしたい一画に刈った草や枯葉などを積んで山にしておく。
2.しばらくしたらその山をすぐ横にひっくり返す。(1ヶ月または数ヶ月くらい後)
3.山の下になっていたところは、ミミズや虫がいっぱい。ふかふかでいい土になっています。

超巨大ミミズに少したじろぐスケちゃん
でもこの後無事に完食。


というわけで耕す手間もなく、雑草を刈る必要もありません。
刈った草だけでなく生ごみとかも山に入れておくと、さらに土が肥えますね。
今日はすごくたくさんミミズがいて、スケちゃんは朝からミミズ食べ放題のラッキーデーでした。


今回はほんの小さな一区画にほうれん草を植えました。
こうやってほんとに小さいスペースにちょっとずつ種を植えていく方法は、何年か前にお世話になっていた安曇野のシャロムヒュッテで教わりました。ほんの数十センチのスペースずつでも、立派な畑になっていくんだと思うと、気負わずにさらりと種が蒔けますね。

ほうれん草は、去年も植えてみたのですが、芽が出てしばらくしたら一斉に無くなってしまったことがあったので、今回はそのリベンジです。
NZの冬は半端じゃなく雨が多いので、いつもは畝はつくらないのですが、今回は冬の雨に備えて少し土を高く盛って水はけを良くしてみました。

この上に土が乾かないように草をのせます。

こんな畑になりました。
(両わきには次の畑用に草を積んであります)

大ミミズをたくさん食べた後、スケちゃんはご満悦で毛づくろい。

最近知ったんですが、にわとりって寝っころがったりもするんです。


↓クリックでポイントが加算されるランキングに参加しています
にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
 今日も訪問していただき、ありがとうございました!

2011年4月18日月曜日

大雨の日のスケちゃん

昨夜からまるでバケツをひっくり返したかのような、大雨のかいもりです。

おかげで昨日は津波にながされる夢をみました。
(屋根がトタンのせいか雨の音がすごく響くんです。)
トタンの屋根にのって流される夢でした。
津波の夢を見るのはこれが2回目だなあ。
実際に被害にあったわけでもないのに。
実際に津波にあった人たちは、どんな夢をみているだろう。


あまりにも雨がすごいので、スケたろうがどうしているか気になりました。
野生の鳥なら大丈夫だろうけど、生まれも育ちも養鶏場のスケちゃんは、ちゃんと身を守るすべを知っているのだろうか。

レインコートと長靴で裏庭へ。
手ぶらじゃなんだから、古くなったきゅうりとヨーグルトのサラダを手土産にもって。

行くと、ちゃんと小屋の前で待っててくれた。
ちょっとぬれているけど、ずぶぬれじゃない。
きっとちゃんとぬれない所をわかっていて、そこにいたんだろうなと安心。
小屋の中でサラダをあげたらよく食べた。
きゅうりが細かくおろされてたのが好きみたい。

普段は常に食べ物を探しているスケちゃんなので、こういう日はどんな風に過ごすんだろう。

あ、でもだんだん小降りになってきたな。

≪おまけ≫

常に食べ物を探すスケちゃん

狙っているのは、もしかして私・・・?



↓クリックでポイントが加算されるランキングに参加しています
にほんブログ村 料理ブログ ベジタリアン料理へにほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
 今日も訪問していただき、ありがとうございました!

2011年4月16日土曜日

4月のアルバム

こんにちは。

冬に向かって雨が多くなってきたかいもりです。

かいもりのホームページの方を見てくださっている方はご存知だと思いますが、
ホームページでは、月ごとに写真をスライドショーにして、その後はアルバムにまとめてあります(こちら)。
いつも月初めに更新することにしているのですが、今回はまだできていません。
原因は、ホームページの元データがパソコンが壊れたときに無くなってしまったから。
少し前のバックアップならとってあったのですが、最近のものが無く、すぐに更新できない状態です。作り直してアップしたいけど、今他のウェブの仕事も詰まっていてそちらに手が回らない。
そんなわけで、4月の写真をブログの方で公開することにしました。

日本は余震が続いていて、なかなか心やすまることが無いかもしれません。
そんなとき、かいもりを見るとほっとできる、なんて声をいただいたりして、とてもうれしく思います。
私もここ最近は家の中でパソコンに向かう孤独な毎日。
そういうとき、庭やスケちゃんの存在は、私にとってもものすごい癒しとなっています。

それでは、4月のかいもりの様子です、ご覧下さい。

あずき、収穫しました!

こんなファンキーな豆もあります

競い合うように鮮やかで目を引く、自然のデザイン

自分で植えたのに、何だったか忘れてしまった。でもきれい

ルバーブ。植えてみたけど、どう手をつけていいのか・・・

りんご大豊作。毎日食べ放題

収穫の秋って感じのカモカモとメロウ(大ズッキーニ)

ボラージュの周りをミツバチが忙しく飛び回ります

こぼれ種で発芽したレタスがわさわさ

スケたろう


↓クリックでポイントが加算されるランキングに参加しています
にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

今日も訪問していただき、ありがとうございました!

2011年4月11日月曜日

すのこ、できました!

ここ数日、Chayが作っていたすのこが出来上がりました。
お風呂場用に、ずっとほしいと思っていていつか作りたいと思っていたけど、
やっぱりこういうのは男の人が得意ですね。


知り合いからもらった廃材で作ってあります。
上にのってる4本の木はNZ原産のトトラという木だそうです。
手に入りにくい、めずらしいものなのだとか。
最初はもっと薄い木の色をしていたけど、保護用にリンシードオイルを塗ったら、
銭湯にでもありそうな、使い込まれた味のある色になりました。

今まではビーチサンダルを脱いで、よいしょとバスタブをまたいで中に入っていたけど、
すのこのおかげでここでいったん靴を脱げるし、少し高くなったので入りやすくなりました。
出るときも、すぐにサンダルを履かないですみます。

そんな風に少しずつ快適に進化しつつある青空シャワーですが、
最近は寒くなってきたのもあって、まさに青空のとき(昼間のあたたかいうち)に入りたいシャワーとなってきました。

ちなみにお風呂場件洗面所のこの部屋には電気が通ってないので、
暗くなってから浴びる場合はキャンドルシャワーとなります。
それはそれで、なかなか風情があって、癒されます。
最近お気に入りなのは、この前両親を迎えにいったウェリントンでみつけたキャンドルホルダー。
ガラスに模様がついていて、ろうそくの光が床に広がって美しいです。


銅線の持ち手もついていて、持ち運びも可能。
お客さんが外にあるトイレに行くときのお供としても重宝しています。


≪おまけ≫


今朝、前庭のど真ん中に空高くそびえていたコーン森1号をガシガシと伐採しました。
これはスイートコーンではなくて、マオリコーンというとうもろこしです。
乾燥させて粉にしたりする種類だそうです。
石臼で挽いてパンに入れたら、ほんのりコーンの香りと味のするパンになりました。

ホームページの方のスライドショーを4月の写真に更新したいのですが、パソコンが壊れたときに最近の元データがなくなってしまい、更新が困難に。。
もちょっとしたら作り直してアップしたいと思います!

↓クリックでポイントが加算されるランキングに参加しています
にほんブログ村 料理ブログ ベジタリアン料理へにほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

今日も訪問していただき、ありがとうございました!

2011年4月8日金曜日

未来につなげよう!

みなさんに、ぜひ紹介したい動画、田中優さんの講演です。
放射能、日本の電力についての事実が語られています。
そして、未来への希望も見えてくる、素晴らしい内容です!!
http://www.ustream.tv/recorded/13373990


それから、アグリクチュールの伊藤志歩さんがまとめてくれている、オンラインでできる署名運動はこちら!
http://www.agricouture.com/future/2-1lets.html


4月2日から26日までの25日間はチェルノブイリ原発事故の25年目にあたり、18カ国199カ所で、反原発の世界同時行動月間!!日本では、4月10日に高円寺でデモも!
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/977


≪おまけ≫

2011年4月6日水曜日

トマトの保存

ひさびさに食べ物の記事が書けました。

なんだか最近は気持ちが暗くなるようなことも多くて、そうなると料理にも身が入らないことが多い。外食や簡単なもので済ませたくなる日もあるけれど、できれば気を入れて作ったものを食べていたいと思う。

そんな私のおしりをたたいてなんとか台所に立たせてくれるのは、食べてくれる人の存在と、
今が旬まっさかり、次々と完熟して迫ってくるトマトたち。


このこたちは見た目がちょっと不恰好ですが、伝統種のトマトなんです。
緑がかった濃い赤と、大きめのサイズ、濃厚な味と質感が特徴的。
知り合いからもらった3苗から育てたのですが、その一角はジャングルのよう。
株の育ちっぷりもワイルドな頼もしいトマトです。
普通のトマトがなんかちゃっちくみえてきて、来年はこの種類だけにしようかと思うほど、
食べ応えのある立派なトマトです。

人にあげると「あら伝統種のトマトね」とすでに知っている人が多く、
たいていの人は種を保存して植えるわと言ってくれます。
NZにはほんとうに庭仕事好きな人が多いです。

さて、このトマトさすがに消費しきれないので保存したいと思うのですが、
保存というと、面倒な手間がかかったり、ものすごい量の砂糖を入れたり、酢や塩に漬けたりしないといけない、と思いがちですよね。
でも、違うみたいなんです!
NZへ来て今までに何回か遭遇したのは、シンプルに素材を煮たものだけをびんに詰めて保存するというやりかた。
最初に知ったのは去年とおととしお世話になっていた、wwoofホストのスカイの家でした。
庭の木からバケツに何杯もとれる旬の果物を、ほんとに水だけで煮て保存してしまうんです。
写真もたくさん撮ってあるので、今度そのあたりのレポートも機会があったらしたいなあと思います。

が、今回はトマトです!
この方法は今年の初来客の2人の家にこの間遊びに行った時、教えてもらったものです。
ドイツ人の旦那さん、アーンストは石釜で天然酵母パンも作ってしまう元レンガ職人のおじさんですが、食に関する興味が深く、話していてとても楽しい人です。
そんな彼が見せてくれたのはトマト、パプリカ、たまねぎ、にんにくをただ茹で、水分を除いて保存したというもの。一年前のものも見せてもらって、本当だ!保存できてる!とびっくりしました。

そしてさっそくやってみたのです!
入れたのはさっきのトマトのほかに違う種類のトマトも合わせて鍋いっぱい↓


そしてどうせなら自家製にこだわりたい、ということで、かいもり産のピーマン、にんにく、ちっちゃな赤たまねぎ、そして青唐辛子(全く辛くない種類なので大きいのふたつ)も入れてみました。



全部刻んで鍋で煮詰めるだけです。


となりでは保存びんも煮沸消毒します。
たぶん大鍋で大々的にやったほうが省エネにもなるし効率がよいのでしょうが、大鍋もオーブン(※)も無いので、ちまちまとひとビンふたビンと作っています。

※これも私は最初びっくりしたんですが、NZでは保存びんの熱殺菌はオーブンでやります。
オーブンによく洗ったビンを並べ、100度くらいに熱し、熱々のビンに熱々の中身を詰めるというやり方です。こんな風に↓(以前、ワークショップに参加したときのオーブン内の様子)


だんだんと上に浮いてくる水分をすくって別の入れ物に取り除いていくと、鍋いっぱいだったトマトも半分は水分だったのね、というのがわかります。すくった水分は味噌汁やスープにぜひ。


そして熱々のこれを、熱々のびんに詰めます。口のところいっぱいまで詰めて、こぼれたのはふき取り、これまた熱々のびんのふたを水分をぬぐって強く閉めます。(この辺りはよく保存するポイントだろうと思います)
そしてすぐさかさまにして冷ましておきます。


こうする必要があるかわからないけど、なにかの本で読んだのでやっています。
それで、さめたときにまだふたが閉まるようだったら閉めます。
ふたの中央がくぼんでいれば、きちんと閉まっているということだそうです。
鍋いっぱいだったのに、結局500mlほどのびん一つに納まってしまいました。

でもこうしてだんだんと、保存びんがたまってくると、なんだかうれしい気分になります。


さて、ちゃんと保存できるのでしょうか、というのが気になるところですが、忘れていなければ半年後、一年後にレポートしたいと思います。忘れていたら思い出させて下さいませ。

南半球なもんで、いつも季節感のない記事ですいません。
夏になったらぜひやってみてくださいね!


≪おまけ≫
こんなに長い記事の後にも、おまけにつけたくなるほどかわいいうちのにわとり。


夕方5時頃になると、「ご飯は~?」といわんばかりに裏口から家に入ってくるスケちゃん。
(実際は「ココ~ッ」と独特の低い声で鳴きながらやってくるので、あ、来た!とすぐわかります。)
餌はいつも一日一回、夕方にあげることにしています。
裏庭の柵は高くしたはずなのですが・・・どこからか脱出してくるのです。


↓クリックでポイントが加算されるランキングに参加しています
にほんブログ村 料理ブログ ベジタリアン料理へにほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

今日も訪問していただき、ありがとうございました!