早いもので、もうひと月たちました。
”成長スパート”という母乳を頻繁に飲む時期を迎えたらしく、昼間はあんまり寝ない日も多いこのごろ。
母乳に含まれるホルモンの影響から顔にポツポツができ、体重も順調に増えて、日増しに大きくなっています。
NZでは、妊婦さんひとりにつき助産師さんひとりが専属でつき、妊娠中の検診から産後の検診までその助産師さんがずっと家に来てくれるんです。
(都会など、場所によってはこちらが行くところもあるみたいですが。)
こんな風にして体重を量ります。
かわいいあんよが見えてるよ♪
ごきげんで、助産師さんのチェックを受けるやえちゃん。
しかしこの後、パパも使った年代物のブランケットにうんちを・・・。
私は妊娠初期に日本にいたので、日本でも妊娠の検診を何回か受けましたが、日本では徹底的に検査・チェックをするのに対して、NZはなんというか、自然に任せてる部分が多いように感じます。
妊娠中の検診では毎回尿検査と血圧、赤ちゃんの心音をチェックはしますが、体重は量りません。
うちには体重計がなかったので、私は産むちょっと前にチェイの伯母さんの家で量らせてもらうまで、自分がいったい何キロになっているのか知りませんでした(笑)。
神経質になりすぎず、自然な状態を信頼しているんだな~という感じが心地よく、自分に合っていたと思います。
でもひと昔前まではみんな家で出産していて、別に病院にいく必要なんてなかったのだから、それでいいんだな~と思いました。
NZでは自宅出産も結構一般的に行われているみたいです。
私たちも最初は自宅出産を考えていたのですが、廃屋なので環境があんまりよくないことと、近くの病院で水中出産が可能だということで、見学に行き、そこの環境がとってもよさそうだったので病院で出産することにしました。
これが分娩室。右奥にあるのが水中出産用のプールです↓病院で普通に水中出産ができる、ってかなりすごいですよね。
NZも昔は日本のように分娩台だったと聞きましたが、最近はアクティブバース(妊婦主導で自由な体勢で出産すること)が主流のようです。
病院といっても、なんとも自由な雰囲気で、出産のときにライトを暗めにしたり、音楽を流したり(しなかったけど)、入院中の食事にベジタリアン食を選べたりするんです!!
その辺りはやっぱりNZ、自由度が圧倒的にすごいな~と感心してしまいます。
出産の体験は、本で読んだり人から聞いたりしてなんとなく想像していたけど、実際は想像をはるかに超えていました。
初めての出産だったので、自分が想像してこういう風に出産したい、と思った分の半分くらいしか実現できなかった感じだけど、まあそれはそれで貴重な体験だったなあと思います。
入院中はたくさんの助産婦さんたちが入れ替わり病室を訪れてくれて、赤ちゃんの世話をしてくれたり、授乳のアドバイスをしてくれたりしました。
まるでたくさんのおばあちゃんに囲まれているような、心強い環境。
授乳が安定するまでがすごく大変なので、たくさんの手助けを受けられてよかったです。
思えば、病院といってもお医者さんが登場したのは、やえちゃんの股関節まわりのチェックのときだけで、分娩も含めて他のことは全て助産婦さんがしきっていました。
私の妊娠中も、超音波と血液検査だけ病院へ行きましたがそれ以外はお医者さんの出番はなかったです。
そんなおおらかな環境に加えて、出産の費用も全て無料というのがNZのすごいところ!
ほんとうに福祉大国だなあと実感しました。
≪おまけ≫
今となっては懐かしい、出産日前日の私。
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