「マートンのすごいところ」シリーズの第二段です!
前回はこんな小さな町にもかかわらず、驚きのコンピューター施設があることをお伝えしました。(マートンがどんな町かについて詳しくは前回の記事をごらん下さい。)
さて、今回は冬のマートンのカフェに出没する、グランマ(おばあちゃん)たちの活動をご紹介します。
去年の冬から始まったこのKnit Marton(ニットマートン)というグループは、その名の通り編み物サークルです。月に1~2回カフェなどに集まってお茶を飲みながら編み物をします。自分の作りたいものを作ってもいいし、特に作りたいものが無い人や初めての人は、教えてもらいながら小さな四角いピースを編むことができます。後でそれらをつなげてブランケットにするのだとか。
私は去年は一回だけ参加したのですが、10人以上もあつまったグランマの多くは編み物の達人で、その手さばきは見とれるほどでした。
中には自分の牧場で羊を飼っている人もいて、自前の羊毛を使ったりもしていました。
ここは羊の国、ニュージーランド。そりゃあみなさん毛糸には親しんでいますよね。
(去年参加したときの様子は、偶然地元の新聞にも取り上げていただいたので、ウェブ版ですが興味ある方はどうぞ→http://www.stuff.co.nz/manawatu-standard/local-live/communities/3902836/Going-from-strength-to-strength)
そして今日は、ニットマートンの主催者がウールを染めるワークショップを企画してくれました。場所は地元のアート&クラフトセンターというところで行われました。
先生(右)が毛糸玉を綛(かせ)に巻いていきます。
こんな感じで染めやすく束ねられました。
ひとかせの両端をそれぞれピンクと青に染めて、中間を紫色に染めているところ。
自分で編んだ、赤ちゃん用のセーターを染める人も。白だったのがかわいいベビーブルーに!
こんな風に、水に浸した糸の上に、染料を点々と置いていくやりかたも・・・!
こちらが仕上がり。思いがけない色の共演の素敵さにみんなため息。
鍋を覗き込みながら、イチゴ色ね~、ピーチみたい、あんず色だわ~なんて、盛り上がるおばちゃんたち。まるで少女のよう。
染め上がったものを干しているところ。
それにしてもマートンには、編み物の達人がどれだけいるんだろう。
今日きていた人のひとりはラグビーの試合を一試合見ながらセーターひとつ編めるって言っていました。すごすぎます。
身近に豊富にある素材を使って、いろんなものが作れるようになったらいいですよね。
ウールは編み物だけでなく、フェルトにもできるし。
マートンにたくさんいるグランマたちかいろんな技を教わりたい、と思った今日でした。
楽しそう〜♪ 色が綺麗〜♥
返信削除NZやAUにはこう言ったニッターさんのグループがいろんな街にあるようですね。最近は日本のことばかり書かれていますが、私がよくチェックするブロガーさんは編み物が大好きで、自分で紡いだりしています。こちら→http://knitstreet.blogspot.com/
私も編み物何度かトライしたのですが、私には不向きみたいです。笑
こんにちは。
返信削除すごくいいですねー ほのぼのします:)
昔よく母親が編んだ手編みのセーター着てたのを思い出しました。妹がいるんですがおそろいで。
去年実家に帰ったとき、昔のセーター達が大きな2枚のブランケット(!)になってました。
懐かしくって可愛くって持って帰ってきたかったけど
諦めました。
毛糸って何回でも編みなおせるのが優秀ですねー
Summerさん
返信削除色ってすごいですよね。色ももつパワーを改めて感じたワークショップでした。
編み物って私も数えるほどしか作ったことがないのですが、糸と棒さえあればどこでもできる手軽さと、自由さが好きです。
今は、本を見てその通りに作るのがやっとですが、もし自由自在に思ったものを形にできたらもっと楽しくなるだろうな~って思います。
yoyoさん
返信削除素敵なお母様!
子供のころのセーターがブランケットに!!
ほんとに変身自在ですね。やっぱ編み物っていいな~。
ほんと綺麗。色彩には本能的に吸い寄せられるねー 冬が楽しみになるね。編み物って無心になれるのがいいよね ラグビー見ながらはまじすごいけど
返信削除彩ちゃん
返信削除最近シュタイナー教育の本を読んでいたんだけど、学年によって天井の色まで変えるんだって。1~2年生は包み込むようなピンク、3~4年生は動きがでてくるのでオレンジ、というように。色のもつ力ってすごいんだ~と関心。